ASICS GEL-KAYANO 14

ゲルカヤノ14

1993年、アシックスは最初のランニングシューズGel-Kayanoを発表した。独創的な萱野稔和がデザインしたこのシューズは、現在のフラッグシップシリーズの幕開けとなった。その後、萱野稔和は何十種類ものモデルを手がけたが、ASICS Gel-Kayano 14では、山下英典という新しいデザイナーを起用した。

異なる視点からシューズに取り組んだ山下は、「フラッシュ」というコンセプトからインスピレーションを受け、ランナーのエネルギッシュな動きを反映するダイナミックな外観をGel-Kayanoに与えた。通気性に優れたメッシュのアッパーは、メタリック調のレザーオーバーレイで覆われ、鮮やかなハイライトとエレガントなブランドロゴが、大胆な美学をさらに際立たせている。

シリーズの他のモデルと同様、このシューズの主なテクノロジーはゲルクッショニングで、EVAフォームミッドソールの側面に沿って見える。このクッショニングは衝撃吸収性に優れるだけでなく、長距離でも形状を維持しながら優れた安定性を発揮し、脚の疲労を軽減してケガから守ってくれる。

ASICSのGel-Kayano 14には、オーバープロネーションに対抗し、足裏のスムーズな移行を実現するために密度の異なるフォームを組み込んだダイナミックデュオマックスソールなど、他にもいくつかの強力なテクノロジーが搭載されている。また、同ブランドのTrussticサポートシステムも搭載されている。成型された中足部のシャンクは、ねじれをコントロールし、シューズを驚くほど安定させる。

ファッションデザイナー、キコ・コスタディノフのアドバイスにより、アシックスは2020年にGel-Kayano 14をレトロモデルとして復活させることにした。その成功は、クリエイティブ・デザイン・スタジオのJJJJoundによる2種類の上品なカラーリングや、ライフスタイル・ブランドのKithとのコレクションなど、多くの人気コラボレーションにつながった。

このようなパートナーシップのおかげで、アシックスのゲルカヤノ14は、レトロフューチャーなスタイリングとサポート力のあるテクノロジーの融合により、現代のスニーカーカルチャーの重要な一部として確固たる地位を築き、高い人気を博している。