Nike Attack x Cactus Jack

このナイキ アタック×カクタス ジャックのコラボスニーカーのグレースケールの配色は、1984年のオリジナルカラーを彷彿とさせ、このデザインにヘリテージ感を与えている。一方、ラッパーのトラヴィス・スコットは、自身の反抗的なスタイルをシューズに取り入れ、シグネチャーのブランドロゴと派手なディテールで埋め尽くした。丈夫なラバーでできたライトスモークグレーのアウトソールが土台となり、四角形と円形が交互に並ぶ特徴的なグリップを形成し、ヒールにはダッシュ、前足部の下には円形のパッド、アーチの下にはNikeの文字がエンボス加工されている。星形のノードが全体を囲み、エッジに魅力的なテクスチャーを与え、ホワイトのラバーミッドソールがフォームを充填することで快適な履き心地を提供する。ミッドソールの上部には白いステッチ入りの溝が走り、前足部の手前で止まり、つま先はスッキリしている。

アッパーは、ライトスモークグレーのメッシュのアンダーレイヤーと、同じトーンのレザーのオーバーレイによって、ソールユニットの洗練された外観を継承している。前者のテキスタイルは、中足部からヒールに向かう脇腹に見られ、後者はシューズの前半分とヒール周辺に見られる。前足部のオーバーレイの一部が切り取られ、ライトスモークグレーのアイステイのすぐ下と両サイドにブラックのメッシュが見える。これらにより、通気性に優れたスニーカーに仕上がっている。ブラックとグレーの同系色のバリエーションが、大胆な美学を生み出している。

踵の底に小さなオーバーレイを1つ、ローカットの襟の縁をもう1つ補強している。Nikeの文字がライトスモークグレーでプリントされ、そのすぐ下のヒールオーバーレイにはCactus Jackのクロスロゴが刺繍されている。オーバーレイの縁には、一重と二重の糸を通して、さらに細かい針仕事が施され、精巧な外観を作り出している。

内側は、ベルベットのような仕上がりのライトスモークグレー素材でコーティングされ、足にソフトにフィットする。シューズの上部には、ライトスモークグレーの縁取りが施された白いタンがあり、スニーカーに鮮やかな色彩を添えている。ヴィンテージのブルーとブラックのチェッカーボードパターンは、1984年バージョンを彷彿とさせ、真っ赤なNikeのブランドロゴが織り込まれている。このナイキ アタックの箱にも同じグラフィックがあしらわれ、全体的にまとまりのあるデザインとなっている。シューズに戻ると、力強い仕上げとして、スコットはこのモデルに、彼の最もよく知られたトレードマークである逆ラテラルスウッシュのデザインを施した。ヒールオーバーレイから顔を出し、中足部のメッシュの上に乗っている内側サイドのロゴとは対照的に、このロゴは誇らしげにアウター上部に完全に表示され、そのテールエンドは前足部のパネルから始まり、中足部のメッシュを横切って広がり、ヒールカウンターの上に大胆に着地する。